2015年7月31日(金)から8月3日(月)、ロンドンで第三回FOS交流会を開催しましたので、報告いたします。
今回は一昨年のニューヨーク、昨年のワシントンに続き、3回目の夏の交流会です。アメリカでの開催を原則としていますが、今年は財団創設15年目に当たるのを記念して、ヨーロッパで開催することにいたしました。開催地は当初パリも候補にしていたのですが、ちょうど企画をはじめた頃にパリでテロ事件などもあったために、安全を期してロンドン開催としました。ただわれわれの財団の奨学生には、オックスフォード、ケンブリッジの学生が何人もいるために、そういった学生にとっては完全な地元開催で、開催地を楽しむことができなかったのは申し訳なかったようにも思います。現時点で財団がスカラシップ支援をしている学生は40数名いますが、今年はこの内の30名が参加しました。
今年の秋から留学予定で交流会の時点でまだ日本にいる学生については参加を呼びかけていませんので、すでに留学中の学生についてみると、学会等で都合が付かない者を除いては、殆どの学生が参加していることになります。
それだけ交流会に参加することを楽しみにしている学生が多いといえます。学生たちは相互の交流に大きな意義を見出しているようにみえます。30名の学生に、財団関係者3名を加えて、33名の交流会でした。過去2回の交流会では、ゲストをお招きして、ご講演いただくとともに、交流会の期間を通して学生たちとお付き合いいただきました。一昨年はPurdue大学の根岸英一博士、昨年はCarnegie Mellon大学の金出武雄博士をゲストにお迎えしました。昨年はまたワシントン在住の上野隆司/久能幸子博士のご邸宅Evermayに学生たち全員が招待されました。
今年も具体的な候補の方を考えお願いをしましたが、残念ながら日程の調整がつかず、今年はゲストなしの開催となりました。ゲストがあった方がいいかについて、今回学生の意向を聞きましたが、ゲストはお願いできればあった方がいいという意見が多かったように感じました。
交流会について日程、開催地、ホテル等の外枠は財団の方で決めますが、交流会期間中のスケジュールに付いてはできるだけ学生の人たちに決めてもらうようにしています。
今回の交流会の企画は、Harvard大学の田中秀宣君、Cambridge大学の下 英恵さん、Oxford大学の五十嵐歩美さんを中心に、Georgia工科大学の中村拓磨君、南California大学の長野光希君たちが内容を検討してくれました。いずれもPh. D. コースの学生です。これらの学生諸君の働きに厚く感謝する次第です。交流会期間中のスケジュールは以下のようです。
更新日:
2015-07-31